新たなシステムの導入で大きく変わったのは、情報共有のあり方だ。たとえば、社内の情報共有においては、Web対応型グループウェアの「サイボウズAG」を利用して、これまで電話やFAXで個別に連絡・調整していた全員の行動予定をはじめ、各種工事案件に関する資料や帳票、ISOマニュアルなどを必要に応じて自由に閲覧できるようにした。
さらに、beatのリモートアクセスサービス「beat/access」を利用した工事現場との情報共有が大きな効果を発揮した。「これまでは何かあれば、その都度現場に出向いて対応するしかありませんでした。たとえば、設計変更が発生すると変更後の図面を持っていちいち現場に出向いて説明するというように、人間が動くしかなかったのです。それが、いまではシステム上で簡単に変更図面を参照することができるようになりました。また、各工事別の管理データや社内検査などの予定もすぐに確認できますから、遠隔地の工事現場であってもリアルタイムで正確に状況を把握できるようになりました」(鹿野工事所長)。
そして、それらをセキュリティの面から強力に支えているのがbeatだ。「電子入札など建設CALS/ECの進展とともに、役所でもセキュリティ対策を非常に重視するようになりましたが、当社では強固なセキュリティ機能を持つbeatを利用していますと説明すると、すぐに納得していただけます」というようにbeatの活用は取引先である自治体にも大きな信頼感を与えている。
「いま、電子入札や電子納品など、公共事業の世界ではIT化が急速に進んでいますが、今後ともシステムを有効活用することでコスト削減や業務の効率化を進め、競争力を強化していきたいと考えています」(大指取締役工事部長)。beatをベースにした新しいシステムの導入と活用は、そのための第一歩だといえそうだ。
※サイボウズAG はサイボウズ株式会社の商品です。 |